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チェコの散歩道

チェコの散歩道

マラー・ストラナの散歩道

  マラー・ストラナーは直訳すると「小さな地区」という意味で、プラハ城の城下町です。ユネスコ世界遺産にも指定されていて、中世の面影を残す美しい町です。文字通りここは狭い町なので、観光なら歩くのが1番。
 NERUDOVA通りはカレル橋からプラハ城へ続く道で現在はお土産屋さんが軒並んでいます。買い物も楽しいですが、私はこの周辺の家々の入り口上方に注目。昔の名残で紋章たくさんの紋章が。これはまだ住所がなかった中世の時代に住所代わりに使われていたものでこれを頼りに「三挺のヴァイオリンの家」とか「白鳥の家」などと呼んでいたそうです。今では住所表記があるので装飾にすぎませんがいろいろあってなかなか可愛らしいのです。

zarigani swan kun

violin hituji lion

key cup syarin

perikan karasu kabu


 ところで19世紀のチェコを代表する作家ヤン・ネルダをご存知ですか?「二つの太陽の家」に住み「マラー・ストラナ物語」をはじめ多くの詩集、散文を残しました。後に20世紀のチェコを代表する作家カレル・チャペックはネルダの影響を多大に受けたそうです。

slunce    jan neruda
(左)二つの太陽の家の紋章   (右)ヤン・ネルダ記念プレート

 参考文献 「フェイエトン ヤン・ネルダ短編集」竹田裕子訳 未知谷
      
 


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